SFTS
- endovet
- 6月12日
- 読了時間: 2分
令和7年6月時点、愛知県内でSFTSウイルスに感染した猫が2匹確認されています。
1匹は知多、もう1匹は三河の保護猫です。
あくまで確認されたのが2匹であり、そのエリア周辺の野良猫(最近は地域猫とも言う)
には感染が拡がっている可能性が高いと考えます。
また5月には、SFTSに罹患した猫を入院治療していた鳥羽の獣医師が感染して
発症後1週間でお亡くなりになりました。
SFTSは重症熱性血小板減少症候群の英語の頭文字をとって言います。
症状としては
発熱、元気・食欲低下、嘔吐、下痢、黄疸などで特異的なものはありません。
主にマダニに刺されて感染する疾患ですが、感染した動物や人の血液・尿・便・唾液など
体液からも感染が拡がります。非常に怖い感染症です。
新型コロナは5類感染症ですが、SFTSは4類感染症です。
飼猫を外に放したり、飼犬をマダニのいそうな草むらに入れないようにしましょう。
また無闇に屋外の動物に触れるのは危険です。
これからは飼猫・飼犬に
年中ノミ・マダニの予防をしてあげることが必須 と思います。
予防薬は、失敗しないためにも動物病院に相談しましょう。
因みに三重県の伊勢志摩地域はSFTS以外のマダニ媒介性疾患も多いそうです。
ペット連れの場合は勿論、人だけの旅行でも注意が必要です。
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